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木目のフローリングを歩く犬の足元と、「【床の滑りは危険!】犬・愛猫と長く安心して暮らせる、住まいづくりのポイントとは?」というテキスト。

【床の滑りは危険!】
犬・愛猫と長く安心して暮らせる、住まいづくりのポイントとは?

2026.10.15

こんにちは。
高槻市を中心に注文住宅やリノベーションを手掛ける工務店、woodplus代表の武下です。

「犬や猫と一緒に、新しい住まいでも仲良く暮らしていきたい」。
そんな声を、ご夫婦からいただく機会がここ数年でぐっと増えました。
ペットと暮らす方を対象にしたアンケートを見ても、床の滑りやすさやニオイ対策など、住まいに関する具体的な悩みがずらりと並びます。
多くは住んでから気づくものですが、実は家づくりの段階で少し意識しておくだけで、暮らし始めてからの負担はかなり軽くできます。

この記事では、床材や間取り、換気計画、そして将来を見据えた設計まで、住宅営業の現場で実際によくいただくご相談をもとにまとめました。
ペットとの暮らしは、ちょっとした工夫でご家族みんなにとってもっと心地よいものになります。
これから家づくりを考える方は参考にしてください。

無垢材のフローリングが広がるナチュラルモダンなリビングで、猫がリラックスしてくつろいでいます。



ペットと暮らす住まいに、今求められていること


「ペットは家族の一員」。もはや説明するまでもないほど、当たり前になった感覚だと思います。
それにともなって、住まいづくりの段階からこの視点をあらかじめ意識しておくご家庭が、確実に増えてきました。

▶ 広がるペットとの暮らしと、住まいへの関心


一般社団法人ペットフード協会が実施した2024年(令和6年)の全国犬猫飼育実態調査によると、全国の推計飼育頭数は犬が約680万頭、猫が約916万頭とされており、猫の飼育数が犬を上回る状況が続いています(※飼育頭数は毎年見直されるため、最新の数値は同協会の発表をご確認ください)。

ペットとの暮らしをテーマにした専門メディアが行った読者アンケート(有効回答309件)でも、回答者の持ち家一戸建て率は約69%と高く、住まいの悩みとして「床の滑りやすさ対策」がもっとも多く、続いて「シニア期対応の住環境」「ニオイ対策」という順番でした。

▶ 現場で増えている具体的なご相談


こうした結果からも分かるように、ペットと暮らす住まいに求められているのは、見た目のかわいらしさだけではありません。
日々の安全性、お手入れのしやすさ、そして将来を見据えた対応まで、視野に入れておく必要があります。

実際、woodplusの家づくり勉強会や個別相談の場でも、「猫の爪とぎに強い壁にしたい」「犬が走り回っても滑らない床にしたい」というご相談を、以前よりずっと多くいただくようになりました。

▶ ペットにかける支出から見えてくること


同じ読者アンケートでは、ペット関連の月額支出が平均で約1万3千円、約7割の方が月1万円以上を使っているという結果も出ていました。
決して小さな金額ではありません。
それだけ「大切な家族」として、日々を共に過ごしている方が多いということでしょう。
だからこそ住まいの計画段階から、ペットとの暮らしを前提に考えておいたほうが、結果的にお財布にも気持ちにもやさしい選択ができます。

木の温もりを感じる無垢材フローリングのリビングで、女性が愛犬のチワワと触れ合っている様子です。



床・壁・素材選びで意識したいポイント


ペットと暮らす住まいでは、床と壁の素材選びが日々の暮らしやすさを大きく左右します。
なかでも足元まわりは、ペットの足腰への負担や掃除のしやすさに直結する部分ですから、慎重に選びたいところです。

▶ 床材選びのポイント


たとえば無垢床。素足で歩いたときのあたたかみや質感が魅力の素材ですが、ペットと暮らす場合は少し注意が必要です。

表面のコーティングや塗装方法によって、滑りやすさやキズのつきやすさがずいぶん変わってきます。
爪が引っかかりやすい仕上げも、逆に滑りやすすぎる仕上げも、股関節や関節に負担が出やすいと一般的に言われていて、woodplusの現場でも似たようなお声をいただくことがあります。
犬種・猫種や運動量に合わせて、実際の施工事例やサンプルを見ながら選んでいただく事をおすすめします。

木目が美しい無垢材のフローリングを歩く、犬の足元のクローズアップです。


▶ 壁材選びと押さえておきたいチェックポイント


壁材はどうでしょうか。
珪藻土や漆喰といった塗り壁は、独特の風合いがありながら、においを吸着しやすいという特徴が知られていて、ニオイ対策を重視したい方には検討していただきたい選択肢です。

ただ、爪とぎの習慣がある猫と暮らすご家庭は少し話が変わります。
壁の一部にキャットタワーや専用ボードを設けるなど、素材そのものだけでなく使い方の工夫も合わせて考えておくと安心です。

白い壁面に造作された木枠付きの専用スペースで、猫が立ち上がって爪とぎをしているリビング風景です。

床・壁選びで押さえておきたいポイントを、簡単にまとめておきます。

✅ 床材は滑りにくさだけでなく、キズやへこみを補修しやすいかどうかも確認しておく
✅ 水回りやトイレの周辺は、におい・汚れに強い素材を優先する
✅ 爪とぎや噛み癖があるなら、傷みやすそうな場所を想定して部分的に対策しておく
✅ お手入れの方法が、ご家族の生活スタイルに無理なく合っているか

▶ 場所ごとの使い分けと選び方の進め方


キッチンやリビングのように、家族が長く過ごす場所は、汚れやすさと見た目のバランスも大切な検討ポイントになってきます。

天板や壁面は、油汚れやフードの飛び散りをさっと拭き取れる面材を標準で選んでおき、そのうえで「ここだけはこだわりたい」という場所に自然素材を重点的に取り入れる。
こんな考え方をおすすめすることがよくあります。

たとえば来客の目に触れやすいリビングの壁は珪藻土で仕上げ、ペットの生活動線にあたる廊下や洗面まわりは拭き掃除がしやすい素材でまとめる、といった使い分けです。

無垢材フローリングと白い壁が続く明るい廊下。高窓から自然光を取り入れ、奥の造作洗面台へと繋がります。

素材選びに、たったひとつの正解はありません。
ご家族の暮らし方やペットの個性によって、最適な組み合わせは変わってきます。
標準仕様の中でまず基準を決め、重点を置きたい場所だけをオプションで強化していく。
この順番で進めると、無理のない選び方ができるはずです。


間取り・動線で工夫できること


間取りは、ペットと家族が毎日気持ちよく過ごすための土台です。
特別な設備を追加しなくても、動線をちょっと工夫するだけで、暮らしやすさはがらりと変わります。

▶ 玄関まわりの動線を見直す


散歩から帰ったとき、真っ先に通るのが玄関です。
ここに足や体を洗える手洗いスペースを設けておけば、室内を汚さずに済みますし、日々のお手入れの手間もかなり減らせます。
玄関を二重扉のような形にしておくと、来客時や荷物の出し入れの際にペットが不意に飛び出してしまうリスクを抑えやすい、というお声もよくいただきます。

タイル張りの玄関土間に設けられた、シャワー付きスロップシンクと木製の可動棚。無垢材フローリングの明るいリビングへと続く、機能的な動線が特徴的な空間です。


▶ 家事動線とペットスペースをつなげる


続いて意識したいのが、家事とペットのお世話をつなぐ動線です。ランドリールームの近くに、ペット用のトイレスペースと、お手入れ用品のストック、外遊び用グッズを置く場所を設けておくと、日々の管理がぐっと楽になります。

お手入れ用品の買い置きが洗面や洗濯の流れの中で手に取れる場所にあれば、お手入れの途中で足りないものに気づいたときに、わざわざ別の部屋まで探しに行かずに済みます。トイレの片づけと同じ動線で補充までできるのも、地味にありがたいところです。

リビングの一角にペットの居場所を設けておけば、日頃から安心して過ごせる自分だけのスペースになり、家族の気配を感じながらくつろげます。留守番の負担が軽くなるとも言われています。

木目調の造作家具と室内干し用のアイアンバーを備えた機能的なランドリールーム。奥にはペット用品の収納やトイレ置き場として活用できる専用スペースを設けています。


庭とのつながりと間取り検討のチェックポイント


タイルデッキと一体化したリビングや、視線を気にせず寛げる中庭のような屋外空間があれば、天気の良い日にペットと一緒に外の空気を楽しむ時間をつくりやすくなるでしょう。
こうしたつながりが、日々の暮らしをより豊かにしてくれます。

無垢材フローリングのリビングから段差なく繋がるタイル張りのテラス。木製フェンスで囲まれた中庭で柴犬がくつろいでいます。


間取りを検討するときに、確認しておきたい視点はこちらです。

✅ 散歩帰りの足洗い場や土間収納を玄関付近に確保できるかどうか
✅ 脱走防止のための二重扉や仕切りを設けられるか
✅ ペットスペースと家事動線を近づけられるか
✅ 庭やデッキなど、外とつながる場所を無理なく確保できるか

具体的なプランニングでは、「キッチンから家族とペットの様子を見渡せるLDK」や、「リビング階段の下を利用した日中の見守りスペース」など、家事をしながら自然に目が届く配置が好評です。
ペットのための特別な部屋を新たに設けるというよりも、すでにある家事動線や生活動線の中に無理なく組み込んでいく。
この発想のほうが、暮らし始めてからも使いやすい間取りになりやすいというのが、現場で感じている実感です。

間取りは一度決めると、あとから変更するのが難しい部分です。
設計の初期段階で「ペットとどう暮らしたいか」を担当者にはっきり伝えておくこと。
それが、後悔を減らす一番の近道になります。


将来を見据えた設計と、快適な空気環境づくり


ペットとの暮らしを考えるうえで、もうひとつ大切なのが、数年先、数十年先まで見すえた視点です。
犬や猫の平均寿命は人間より短く、シニア期を迎える時期も比較的早く訪れるとされています。

▶ シニア期を見据えた配慮


年齢を重ねたペットは、関節への負担が増えたり、段差の昇り降りが難しくなったりすることがあります。

新築時から室内の段差を極力減らし、階段の勾配を緩やかにしておく。
こうした配慮は、人にとってもペットにとっても暮らしやすい住まいにつながります。
床の滑りにくさについても、若いうちから対策しておけば、将来の負担を先回りして軽くできる可能性があります。

無垢材フローリングが広がるフラットなLDK。段差を抑えたバリアフリーな空間を老犬が歩いています。


▶ 換気・断熱による快適な空気環境


換気計画も見逃せません。
woodplusでは、24時間全熱交換型換気システム「sumika」を全棟標準で採用していて、においがこもりにくく、空気が入れ替わりやすい環境づくりを行っています。

あわせて高気密・高断熱の性能を確保しておけば、夏や冬に留守番をするペットにとっても、室温の変化が緩やかな環境を保ちやすくなります。
光熱費の面でも、断熱性能が高い住まいほど冷暖房を効率よく使えるとされていますので、一石二鳥といえるかもしれません。

明るい日差しが差し込むナチュラルテイストのリビング。無垢材のフローリングの上で柴犬が眠っています。


▶ 災害時の備えと、これからの暮らしへ


そのほか、地震などの災害時には、家具の転倒防止やケージの置き場所についても、事前に家族で話し合っておくと安心です。
住まいの耐震性能は、ペットを含めた家族みんなの安全に直結しますので、設計段階から確認しておくことをおすすめします。

ペットとの暮らしは、今日だけでなく、これから先何年も続いていくものです。
目の前の使いやすさと、将来の変化への備え。
この両方を意識した住まいづくりこそが、長く安心して暮らせる家につながります。

woodplusでは、完成見学会や構造見学会の際に、実際にペットと暮らしているご家庭の間取りや素材選びの工夫をご紹介することもあります。
具体的なイメージを持ちたい方は、ぜひ実物を見ながら検討してみてください。


この記事のまとめ


ペットと暮らす家づくりで大切なのは、床や壁の素材選び、間取り・動線の工夫、そして将来を見据えた設計。
この3つの視点をあわせて考えることです。
今回お伝えした内容は、あくまで一般的な考え方です。
最適な選択は、ペットの種類や年齢、ご家族の暮らし方によって変わってきます。

✅ 床は滑りにくさと補修のしやすさを、壁はにおい対策と使い方の工夫をあわせて考える
✅ 玄関まわりの足洗い場や脱走防止の動線を、設計の早い段階から意識しておく
✅ 家事動線とペットスペースを近づけ、見守りやすい配置にする
✅ シニア期を見据えた段差の少なさ、そして換気・断熱による快適な空気環境
✅ 迷ったら、まず標準仕様で基準を押さえ、こだわりたい場所だけを重点的に強化する

ペットとの暮らしは、住まいづくりの工夫次第で、ご家族みんなにとってもっと心地よいものにしていけます。
この記事が、これからの家づくりを考えるうえでの何かのヒントになれば幸いです。

※本記事には、内容理解を助ける目的で一部AI生成画像を使用しています。



引用元・参照元

・一般社団法人ペットフード協会「2024年(令和6年)全国犬猫飼育実態調査」結果報告
 

https://petfood.or.jp/pdf/data/2024/3.pdf

・ペットライフスタイル株式会社「AMILIEマガジン Vol.12(2026年3月末発行)読者アンケート結果」(PR TIMES)
 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000050530.html


※本記事は執筆時点(2026年10月上旬時点)で確認できた情報をもとに作成しています。
飼育頭数などの統計データは、調査主体によって毎年更新されますので、最新の数値はそれぞれの公式発表でご確認いただければと思います。



よくある質問<FAQ>


Q1. ペットと暮らすなら、床材は無垢床とクッションフロア、どちらがよいのでしょうか?


どちらにも良さがあって、一概にこちらが正解とは言えません。
大まかな特徴を整理すると、次のようになります。

素材質感・魅力滑りやすさ・お手入れ
無垢床あたたかみのある質感が魅力コーティングや塗装によって滑りやすさが変わる
クッションフロア素材の風合いは無垢床とは異なる滑りにくく、掃除もしやすい

犬種・猫種や運動量、ご家族が大切にしたい雰囲気に合わせて、実際のサンプルを見ながら選んでいただくと安心です。

Q2. 猫の爪とぎ対策として、壁材で気をつけることはありますか?


A. 珪藻土や漆喰などの塗り壁は風合いが魅力ですが、爪とぎの習慣がある猫と暮らすなら、傷みやすい場所を想定した対策もあわせて考えておくのがおすすめです。
壁の一部に爪とぎ対応のボードや専用のキャットタワーを設けておくなど、使い方の工夫を組み合わせる方法もあります。
間取りに合わせた具体的なご提案もできますので、担当者へお気軽にお声がけください。

Q3. ペットのニオイ対策として、換気はどのくらい重視すべきですか?


A. ニオイ対策を気にされる方は多く、換気計画は快適な住環境づくりの重要なカギになります。
24時間換気システムなどで空気を絶えず入れ替えておくと、においが溜まりにくくなるとされています。
壁材による吸着効果とあわせて検討していただくと、より安心して暮らせるはずです。

Q4. ペットが高齢になったときのために、新築時からできる対策はありますか?


A. 段差を少なくする、階段の勾配をゆるくする、床を滑りにくく仕上げておく。
こうした配慮は、ペットが若いうちから取り入れておくほど、シニア期を迎えたときの負担を軽くしやすいと考えられます。
将来の変化を見据えて、今のうちにできることを整理しておくことが、安心して長く暮らせる住まいへの近道です。

Q5. ペット対応の家づくりは、費用が大きく上がってしまうのでしょうか?


A. 必ずしも大きな追加費用が必要というわけではありません。
標準仕様の中で基準をきちんと押さえたうえで、「ここだけは対策したい」という場所に絞って仕様を強化していけば、無理のない予算配分がしやすくなります。
まずは気になる点を整理して、優先順位を一緒に考えるところから始めましょう。

woodplus の施工エリアについて


woodplusでは、高槻市を拠点に、島本町、茨木市、枚方市、摂津市、守口市、寝屋川市、吹田市、箕面市、豊中市、交野市などで、家づくりのご相談を承っています。
事務所から車で1時間圏内を主な商圏としていますので、施工可能エリアの詳細については、お気軽にお問い合わせください。

ご相談・お問い合わせについて


ペットとの暮らしを見据えた家づくりは、間取りや素材の選び方ひとつで、暮らしやすさが大きく変わってきます。
「実際にどんな床材が合うのか見てみたい」「うちの犬種・猫種に合った間取りを相談したい」という方は、完成見学会や構造見学会で実物の雰囲気を確かめていただくのもおすすめです。
まだ具体的に考え始めていない段階でも、家づくり勉強会なら、性能や資金計画の基本から気軽に学んでいただけます。
まずは情報収集からで大丈夫です。
気になることがあれば、どうぞお気軽にお声がけください。


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