【留守番の不安】共働き家庭の半数以上が抱える、放課後の不安と家づくりの備え
2026.09.28
こんにちは。
高槻市を中心に注文住宅やリノベーションを手掛ける工務店、woodplus代表の武下です。
woodplusにご相談にいらっしゃるご家族の多くは、共働きで子育て中のご夫婦です。
「子どもが自分より先に帰ってくる日がある」「鍵を持たせるのが少し不安」。
打ち合わせの場で、こうした言葉を耳にすることが本当に多くあります。
今回は、小学生の留守番・鍵管理をテーマにしたある企業の意識調査データをもとに、共働き家庭が感じている不安の実態を整理しつつ、家づくりの視点からできる備えについてお伝えします。
「うちだけの悩みではなかった」と感じていただけると同時に、間取りや設備の工夫で少しでも不安を和らげられる部分があることも、知っていただけたらうれしく思います。

「子どもだけの放課後」は、多くの家庭にとって日常の一部になっています
子どもが一人で家に入り、一人で家を出る時間がある。
これは決して珍しいことではありません。
共働きで小学生のお子さまがいるご家庭の半数以上で、保護者の帰宅前に子どもだけで在宅する時間が週に複数回発生している、という調査結果があります。
▶ 下校時間と帰宅時間の「すきま」
スマートロック製品を手がけるNature株式会社が2026年6月に実施した調査(共働き世帯300名を対象)によると、共働きで小学生の子どもを持つ保護者の帰宅時間は「17時〜18時台」が最も多く、19時以降を含めると半数を超えるという結果が出ています。
一方で、小学生の下校時間は15時〜16時台が一般的とされています(学校や学年、行事の有無によって前後する場合があります)。
このため、多くのご家庭で、子どもが先に帰宅してから保護者が帰るまでの「すきま時間」が生まれやすい状況にあるようです。

同じ調査で「保護者が帰宅する前に、子どもだけで在宅する時間がどの程度の頻度で発生するか」を尋ねたところ、「ほぼ毎日」「週2〜3日」を合わせると、半数を超えるご家庭であてはまるという結果でした。
学童保育や習い事、学習塾など、家の外のサービスを利用してこの時間を埋めているご家庭も多いようですが、それでも「一人で家に入る」「一人で家を出る」という場面そのものは、なかなか避けられません。
共働きだから仕方ない、と頭では分かっていても、実際に子どもだけで過ごす時間があると考えると、落ち着かない気持ちになる保護者の方は少なくないのだと思います。
学童保育も、学年が上がるにつれて利用しづらくなったり、預かり時間が保護者の帰宅時間より早く終わってしまったりすることがあり、結局は子ども一人の時間をどう支えるかという課題に戻ってくるご家庭が多いようです。
「今はまだ大丈夫でも、数年後にはどうなるのだろう」。
先を見据えて考えておきたいと感じる保護者の方も、少なくないのではないでしょうか。
▶ 保護者がいちばん気にかけているのは「戸締り」
子どもが一人で外出する際の心配事としては、「戸締りを忘れていないか」という回答が、他の項目に比べて突出して多かったそうです。鍵をかけ忘れたまま出かけてしまうこと、あるいは帰宅時に鍵をうまく開けられずに困ってしまうこと。
どちらも、日々のちょっとした場面で不安を感じる保護者の方が多いのでしょう。

woodplusでのご相談でも、これはよく出てくる話です。
「性能」や「デザイン」だけでなく、毎日の暮らしの中の小さな不安をどう減らせるか。
家づくりを考えるうえで見落とされがちですが、実はとても大切な視点だと思っています。
お子さまが小学生になるタイミングで、住み替えや家づくりを考え始めるご家庭は少なくありません。
学童のお迎えがなくなる分、鍵の管理をどうするか、早いうちから考えておきたいというお気持ちは、とても自然なことだと感じています。
鍵の管理は「物理鍵を持たせる」が主流。だからこそ知っておきたいリスクがあります
子どもに鍵を持たせる。
多くのご家庭が選んでいる方法ですが、その裏には紛失や防犯面でのリスクが伴うことも、保護者自身がしっかり認識しているというのが実情のようです。
▶ 物理鍵にまつわる不安の中身
同調査によると、子どもが先に帰宅する際の鍵の運用方法は「子ども専用の鍵を持たせている」が最も多く、次いで「郵便受けや植木鉢の裏など、外の決まった場所に隠している」という回答が続いています。
一方で、鍵を持たせることへの不安としては「紛失してしまう」が最も多く、「鍵を持たされていると分かると不審者に狙われる」という回答も多く挙がっていました。

他に良い方法はないだろうか。
そう感じながらも、現実的な選択肢として鍵を持たせることを選んでいるご家庭が多いのだと思います。これから家づくりを検討される方にとっては、こうした鍵まわりの悩みを、設計や設備の段階であらかじめ考えておくことが、後々の安心につながるはずです。
▶ 家づくりの段階で検討できること
鍵の管理をすべて解決することは簡単ではありませんが、住まいの計画段階で工夫できることはいくつかあります。
• 電子錠やスマートロックの採用を検討する(対応の可否や費用は住宅会社・機種によって異なるため、事前確認をおすすめします)
• 玄関の視認性を高め、来客や不審者の気配に気づきやすい配置にする
• 宅配ボックスや、電気錠と連動したインターホンなど、留守中の対応をサポートする設備を組み合わせる
• 勝手口や裏口をむやみに増やさず、出入り口をシンプルに管理しやすくすること
どれも「これで絶対に安心」というものではありません。ただ、日々の小さなヒヤリとする場面を減らす工夫として、検討する価値は十分にあるはずです。
設備の仕様や費用は住宅会社によって差がありますので、気になる設備がある場合は、早めに導入可否や費用感を確認されることをおすすめします。
また、実際に使うのが小学生のお子さまであることを踏まえ、操作のしやすさや、成長にあわせて使い方を変えられるかどうかも、あわせて確認しておくと安心です。

woodplusでは、こうしたご相談についてもLINEやお電話で気軽にやり取りいただける体制を整えています。「これは相談する内容だろうか」と迷うような細かなことでも、遠慮なく聞いていただければと思います。
間取り・動線の工夫で、留守番中の「見えにくさ」を減らす
鍵まわりの対策と合わせて、家の中の見通しや動線を工夫することでも、留守番中の不安は和らげられます。
▶ 玄関からリビングまでの「見える化」
woodplusでは、玄関から入ってすぐの様子がリビングから確認しやすい間取りや、リビング階段を採用して家族の気配が伝わりやすい設計を、これまで多くのお客様にご提案してきました。
子どもが帰宅した際に「ただいま」の声がリビングまで届きやすい配置は、防犯という意味だけでなく、家族のコミュニケーションの面でも心地よいものだと感じています。

また、玄関横に手洗いスペースを設けるご家庭も増えています。
もともとは帰宅後すぐに手を洗う習慣づくりを目的とした間取りですが、結果として玄関まわりに家族の目が届きやすくなったと感じる、という声もいただいています。

▶ 収納・動線の工夫で「もしも」に備える
鍵の置き場所や、帰宅後の持ち物を置く場所をあらかじめ決めておける土間収納やファミリークローゼット。これらは、共働きのご家庭からご相談をいただくことが多い間取りです。
子どもが一人で身支度をしても迷わない配置にしておくことで、忘れ物や戸締り忘れを減らせる、という声もいただいています。
ランドリールームと脱衣所、ファミリークローゼットを隣接させる家事動線プランも、共働き世帯から人気を集めています。
こうした「モノの置き場所が決まっている家」は、子どもが一人で動くときの迷いを減らすという点でも役立つのではないかと、私たちは考えています。

このほか、防犯カメラやインターホンの設置場所、照明の点灯タイミングなど、細かな部分も打ち合わせの中でご相談いただけます。
すべてを一度に完璧にする必要はありません。
優先順位をつけながら、無理のない範囲で取り入れていく。
それが、長く続けやすい防犯対策につながると考えています。
また、間取りの計画だけでなく、土地探しの段階から通学路や周辺の環境を一緒に確認しておくことも、暮らし始めてからの安心につながる大切な視点だと感じています。
打ち合わせの中で、暮らしの不安も一緒に整理していきましょう
鍵や留守番の不安は、間取りや性能の話と切り離さずに、打ち合わせの早い段階で共有していただきたいと思っています。
住宅の打ち合わせというと、間取りやデザイン、性能の話が中心になりがちです。
ですが、「共働きで子どもが先に帰宅する」「習い事の送り迎えで家を空ける時間がある」といった生活シーンを具体的にお伝えいただくことで、設計側としてもより実感のある提案がしやすくなります。
woodplusでは、打ち合わせの回数に制限を設けておらず、オンラインでのご相談にも対応しています。
お子さま連れでの来店にも慣れており、キッズスペースを備えたお部屋でゆっくりお話しいただける環境も整えています。

こうした日々の暮らし方に関するご相談も、打ち合わせの中で丁寧にうかがっています。
「これは間取りの相談内容ではないかもしれない」。
そう感じるようなことでも、ぜひお話しください。
忙しい共働きのご夫婦だからこそ、まとまった時間が取りにくいこともあるかと思いますが、短い時間の相談を重ねながら、少しずつ形にしていくことも可能です。
資金計画や土地探しのご相談とあわせて暮らし方の希望を整理していただくことで、無理のない優先順位づけにもつながります。

この記事のまとめ
小学生のお子さまがいる共働き家庭にとって、「子どもだけの放課後」はもはや珍しいことではなく、多くのご家庭が同じような不安を抱えながら日々を過ごしています。
• 共働き家庭の半数以上で、子どもだけで在宅する時間が週複数回発生している
• 保護者がもっとも気にかけているのは「戸締り」に関する不安
• 鍵の管理は物理鍵が主流だが、紛失や防犯面のリスクも認識されている
• 電子錠や見通しの良い間取り、収納計画などで不安を和らげられる場合がある
• 生活シーンを早い段階で共有することで、より実感のある家づくりの提案につながる
すべてのリスクを完全になくすことは難しくても、住まいの計画段階でできる工夫は確かにあります。
今のお住まいや、これから検討される住まいについて、「うちの場合はどうすればいいだろう」。
そう迷われたときは、まず一度整理してみることから始めていただければと思います。
小さな不安でも、早めに言葉にしておくことが、納得のいく家づくりへの近道になるはずです。
完璧な備えを目指すのではなく、ご家族にとって無理のないやり方を、少しずつ整えていくことが何より大切なのではないかと思います。
※本記事には、内容理解を助ける目的で一部AI生成画像を使用しています。
引用元・参照元
Nature株式会社「共働き子育て世帯の多くが『子どもだけの放課後』に不安。Natureが小学生の留守番・鍵管理に関する意識調査を実施」
https://nature.global/press/release/27488/
※本記事で紹介した調査データは、Nature株式会社が2026年6月に実施したアンケート調査(共働き世帯300名対象)に基づくものです。調査内容や関連する製品・サービスの情報は、今後更新される場合がありますので、詳細は公式サイトにてご確認ください。
よくある質問<FAQ>
Q1. 子どもだけで留守番させるのが不安です。家づくりでできることはありますか?
A. すべての不安を解消することは難しいですが、玄関からリビングが見えやすい間取りや、電子錠などの設備を組み合わせることで、日々のヒヤリとする場面を減らせる場合があります。
まずは気になっていることを、打ち合わせの中で少しずつお話しいただければと思います。
Q2. 電子錠やスマートロックは、注文住宅でも採用できますか?
A. 対応できる場合が多いですが、住宅会社や機種によって仕様・費用が異なりますので、事前確認が必要です。
気になる方は、ご希望の設備を教えてください。可能な範囲でご提案いたします。
Q3. 玄関横の手洗いスペースは、防犯の面でも意味がありますか?
A. もともとは帰宅後の手洗い習慣づくりを目的とした間取りですが、結果として玄関まわりに家族の目が届きやすくなったと感じるお客様の声もいただいています。
ただし主目的は衛生面ですので、間取り全体のバランスも見ながら、ご家庭の生活スタイルに合わせて検討することをおすすめします。
Q4. 鍵を紛失してしまったときの備えは、どう考えればいいですか?
A. ご家庭によって適した方法は異なりますが、紛失時の対応がしやすい鍵の仕組みを選んでおくと、いざというときの負担を減らせる場合があります。
設計の早い段階で、鍵の運用イメージも一緒に整理しておくと安心です。
Q5. こうした暮らし方の相談は、間取りの打ち合わせの中でしても大丈夫ですか?
A. もちろん大丈夫です。むしろ、日々の生活シーンを具体的に教えていただくほど、実感のある提案がしやすくなります。
「これは相談していい内容かな」と迷うようなことも、まずは口に出してみてください。きっと一緒に整理できます。
woodplusの施工エリアについて
woodplusでは、高槻市を中心に、島本町、茨木市、枚方市、摂津市、守口市、寝屋川市、吹田市、箕面市、豊中市、交野市などのエリアで、家づくりのご相談を承っています。
事務所から車で1時間圏内を主な商圏としておりますので、施工可能エリアの詳細については、お気軽にお問い合わせください。
ご相談・お問い合わせについて
「留守番中の防犯対策を、間取りの段階から相談したい」という方は、個別相談や完成見学会の際に、実際の玄関まわりや収納の工夫をご覧いただくこともできます。
まずは情報収集からで十分です。
気になる点があれば、家づくり勉強会や個別相談を通じて、いつでもお声がけください。

