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室内で子どもと笑顔で向き合う母親の様子と「収納上手の習慣」についてのテキストが配置されたブログのサムネイル画像。

【暮らしを大きく左右?】収納上手な人が自然に実践している、
今すぐ知っておきたい意外な習慣とは?

2026.09.21

こんにちは。
高槻市を中心に注文住宅やリノベーションを手掛ける工務店、woodplus代表の武下です。

家づくりのご相談の中で、収納については本当によくお話をいただきます。
「収納は多ければ多いほど安心」——そう思われがちですが、実際にはそうとも言い切れないことが、ある調査から見えてきました。この記事では、その調査結果をもとに、収納との上手な付き合い方と、家づくりの段階でできる工夫についてお伝えしていきます。

「収納はたくさんあったほうが安心」「とりあえず大きなウォークインクローゼットを付けておけば大丈夫」。家づくりを検討し始めた頃、そんなふうに考える方は少なくありません。けれど実際に暮らしを始めてみると、様子が違ってきます。「収納はあるのに片づかない」「モノが増え続けて出し入れが大変」。そんな声を、私たちも現場でよく耳にします。収納の悩みは、量の問題だけではありません。モノとの向き合い方や、暮らし方そのものと深く結びついています。

この記事では、旭化成ホームズ株式会社LONGLIFE総合研究所が実施した「収納の満足度調査」の結果をもとに、収納に満足している人がどのような考え方をしているのかを整理しながら、家づくりの中で実践できる収納計画のヒントをお伝えします。
読み終える頃には、「うちはどんな収納が合っているのか」を考えるための判断材料が、少し具体的になっているはずです。

無垢材の床とアクセントクロスが映える開放的なリビングダイニング、造作の長椅子と木製家具が調和する空間



なぜ「収納」が暮らし全体の満足度を左右するのか


▶ 調査結果が示す「収納」と「くらし」の関係

「収納はあるのに、なぜか片づかない」。そんな感覚を持たれたことはないでしょうか。実はその感覚、暮らし全体の満足度にまでつながっているようです。
旭化成ホームズ株式会社LONGLIFE総合研究所が2024年12月に実施した調査(25〜74歳の既婚男女・戸建住宅居住者1,000人対象)によると、「収納に満足している」人のうち95%が「くらし」全体にも満足していると回答しました。一方、「収納に満足していない」人で「くらし」に満足していると答えたのは、わずか2割です。

この差は、家づくりを検討しているご夫婦にとって見逃せないポイントだと思います。収納は単に「モノをしまう場所」ではありません。日々のストレスの有無や、家事のしやすさ、家族の時間の過ごしやすさにまで影響する要素なのでしょう。

タイル貼りの壁と木製の可動棚を備えた明るい洗面所、丸みのある陶器製洗面ボウルとシンプルな水栓


▶ 現場でよく聞く、収納にまつわる悩みの実態


実際、私たちが打ち合わせの中でお話を伺っていても、収納にまつわるお悩みは「量が足りない」よりも、使い勝手に関するものが多い印象です。「取り出しにくい」「戻す場所を忘れる」「家族それぞれの動きに合っていない」——こういった声です。

たとえば、洗濯物を畳んでからしまうまでの動線が長いと、それだけで毎日のちょっとした負担になります。玄関から手を洗うまでの動線に収納が絡んでいなければ、コートや荷物が床に置かれがちになる。そんなお話もよく伺います。小さな不便の積み重ねが、収納への満足度だけでなく、暮らし全体への満足度にも影を落としているのかもしれません。

白を基調とした清潔感のあるランドリールーム、室内物干しパイプとドラム式洗濯乾燥機を備えた家事効率の良い空間

こうした不便さは、住み始めてすぐには気づきにくいものでもあります。新居に引っ越した直後は、モノの量もまだ少なく、収納にも余裕があるからです。ところが半年、一年と暮らしていくうちに、季節ものや子どもの持ち物、書類などが少しずつ増えていき、当初は気にならなかった動線の悪さが、じわじわとストレスとして表面化してくる。私たちが打ち合わせでお伝えしているのは、まさにこの「暮らし始めてからの変化」まで見据えて収納を考えることの大切さです。

▶ 家族構成やライフスタイルで変わる優先順位


もちろん、家族構成やライフスタイルによって、何が負担になりやすいかは変わってきます。共働きのご家庭であれば時間の使い方、お子さまが小さいご家庭であれば安全性や片づけやすさが、それぞれ優先されるポイントになるでしょう。収納は「一般的な正解」を当てはめるものではなく、そのご家族の暮らし方に合わせて考えるものなのです。

実際、高槻市やその周辺エリアでご相談をいただく中でも、共働き世帯からは家事の時短につながる収納配置への関心が高く、お子さまが小さいご家庭からは片づけやすさや安全面への相談をいただくことが多い傾向にあります。地域や世帯によって重視するポイントは違います。
だからこそ、最初から一律の答えを用意するのではなく、それぞれのご家庭の話を丁寧に伺うところから始める。私たちが大切にしているのは、そんな進め方です。

玄関の土間にしゃがんで子供の靴を優しく整える母親の姿、木製の造作下駄箱と豊かな自然光が入る明るい玄関

ただし、「収納量を増やせば満足度が上がる」という単純な話ではなさそうです。次の章でご紹介する通り、満足度を左右しているのは、収納の”量”よりも”モノとの付き合い方”にあるとされています。


収納上手な人に共通する「モノを手放す基準」


▶ 満足度を分ける「モノを手放す基準」の有無


収納に満足している人には、ある共通点があります。モノを手放すための、明確な基準を持っているということです。
同調査では、収納の満足度に影響する要素として「ゴール設定(理想の暮らしのイメージ)」「整理(モノの取捨選択)」「収納」「インテリア」という4つの視点が挙げられています。7つの指標の中で最も差が大きかったのが、「整理」に関する「モノを手放すことが得意か苦手か」という項目でした。その差、なんと27ポイント。収納そのものの工夫以前に、「モノを手放せるかどうか」が満足度を大きく左右しているようです。

数字をもう少し詳しく見てみましょう。モノを手放すことが「得意」と回答した人の77.8%が「モノを手放す際の基準」を持っていました。一方、「苦手」な人でそうした基準を持っていたのは29.4%にとどまります。基準があれば自然とモノの量が調整され、基準がなければ知らないうちにモノが増えていく。そんな構造が浮かび上がってきます。

基準の中身にも違いがありました。「得意」な人は衣類などを手放す際、「1年以上使っていない」といった使用頻度を基準にする傾向があります。一方「苦手」な人は、「傷んでいる」という物理的な限界を基準にする傾向が強かったそうです。使用頻度という、日々の暮らしの中で判断しやすい基準を持っているかどうか。ここに、モノの量をコントロールできるかどうかの分かれ目がありそうです。

床に座り「残す」と「手放す」のラベルに分けて衣服を整理する様子、クローゼット前の整理収納のひとコマ


▶ 収納満足度を左右する4つの視点


視点内容
ゴール設定どんな暮らしをしたいかをイメージする
整理モノを手放す・残すを判断する
収納モノをしまう場所や方法を決める
インテリア見た目の統一感や心地よさを整える

この4つの視点は、どれか一つだけを頑張れば良いというものではありません。順番に整えていくことで、収納の満足度が高まりやすくなります。特に「整理」を後回しにしたまま収納スペースだけを増やしても、モノが増える速度に追いつかない。結果として片づかない収納になってしまうケースは、私たちも現場でよく目にします。

逆に言えば、収納スペースが決して広くなくても、「整理」の視点をきちんと押さえているご家庭は、驚くほどすっきりとした暮らしを実現されています。収納の広さよりも先に、モノとの向き合い方を整えることのほうが、結果として効果が大きいのかもしれません。これは、間取りの相談を数多く受けてきた中で、私たちが実感していることでもあります。

木製の収納棚にタオルや食器、書籍が美しく整頓された大容量の造作シェルフ、リビングとダイニングを繋ぐ開放的なレイアウト


▶ 基準は家族で話し合い、見直していくもの


家づくりの相談の場でも、「収納をどれだけ作るか」という話になりがちです。でも実は、その前段階として「どんな基準でモノを見直していくか」を家族で話し合っておくこと。これも、収納計画と同じくらい大切な準備です。新居に持っていくモノを選ぶタイミングで、「1年以上使っていないものは一度見直す」といった簡単なルールを共有しておくだけでも、収納スペースの計画はぐっと立てやすくなります。

また、こうした基準は一度決めたら終わりというものでもありません。子どもの成長や趣味の変化によって、モノの種類も量も少しずつ変わっていきます。年に一度、季節の変わり目などに「今の暮らしに合っているか」を家族で見直す習慣をつくっておくと、収納が常にその時々の暮らしに合った状態を保ちやすくなるのでおすすめです。

明るい日差しの入るリビングで子供とブロック遊びをする母親、木製の収納棚とナチュラルなインテリアが馴染む空間



家づくりで実践できる、収納計画の考え方


▶ 「広い収納」より大切な、配置という視点


「収納の相談に来られるお客様は、最初はみなさん『とにかく広い収納が欲しい』とおっしゃいます」。これは、woodplusの打ち合わせでよくある光景です。
でも、話を伺いながら一緒に整理していくと、本当に必要なのは広さではなく、配置だったというケースが少なくありません。注文住宅の良いところは、家族の暮らし方に合わせて収納の場所や大きさを自由に設計できることです。私たちは「どこで」「何を」「どのくらいの頻度で」使うのかを一緒に整理しながら、収納の配置を考えるようにしています。

玄関からパントリーを経由してキッチンへ入れる動線。洗面・脱衣室にファミリークローゼットを隣接させる配置。こうしたプランは、日々の家事の負担を軽くする工夫として、ご希望をいただくことが多いです。

大きな納戸を一つ作るよりも、リビングや洗面など各所に少しずつ収納を分散させる、いわゆる「分散収納」の考え方についても触れておきましょう。これまで手がけてきた住まいづくりの中では、モノを使う場所の近くにしまえる分、結果的に片づけやすい住まいにつながっているというご感想を、暮らし始めたお客様からいただくことが多いように感じます。

白を基調としたすっきりとした対面式キッチン、奥には大容量のパントリーが続き料理と収納の動線に配慮された間取り

▶ 収納計画で確認しておきたい注意点


一方で、収納計画には注意しておきたい点もあります。
収納の「量」だけでなく、「どこにあると使いやすいか」を優先して配置を考えること。使う場所から離れた収納は、結局モノが出しっぱなしになりがちです。家族それぞれのモノの量や使い方に差があることも、前提として考えておきたいところです。共有スペースにモノが集中すると、誰のモノか分からなくなり、片づけが後回しになりやすくなります。

将来的に家族構成や暮らし方が変わることを見据えて、収納の使い方を変えられる余白を残しておくことも大切です。可動棚など、後から調整しやすい仕様にしておくと安心でしょう。お子さまが小さいうちはおもちゃや絵本が中心だった収納も、成長とともに学用品や趣味の道具に置き換わっていきます。棚の高さや間仕切りを変えられる仕組みにしておくことで、その都度大きく手を加えなくても、暮らしの変化についていきやすくなります。

木製のオープン棚にランドセルや学用品が綺麗に収納された子供部屋、使いやすさを考慮したシンプルな学習スペース

あわせて、見せる収納と隠す収納のバランスも意識したいところです。
すべてを隠そうとすると出し入れが面倒になりますし、すべてを見せようとすると、今度は雑然とした印象になってしまいます。よく使うものは取り出しやすい位置にオープンに、季節ものや来客時に見られたくないものは扉の中に。こうした使い分けを、暮らしの動きに合わせて間取りの段階から考えておくと、完成後の満足度に差が出やすくなります。

木目の美しい造作の大型壁面収納棚、下部に扉付き収納を備えリビングの美観と収納力を高めたインテリア

▶ 見落としやすいポイントと、後悔しないための考え方


これらは、間取り図の段階では見落としやすいポイントです。
実際に暮らし始めてから、「こうしておけばよかった」と感じやすい部分でもあります。私たちの経験上、収納で後悔されるご家庭の多くは、収納の「量」には満足していても、「配置」や「使い方との相性」で不便を感じているケースが目立ちます。家づくりの初期段階で、暮らし方そのものを一緒に整理していく。それが、後悔を減らす一番の近道だと考えています。


この記事のまとめ


収納の満足度は、単なるスペースの広さでは決まりません。モノとの向き合い方と、暮らし方に合わせた配置の工夫。この二つが、大きく左右しているといえそうです。


• 収納への満足度は、暮らし全体の満足度と強く結びついている
• 満足度に最も影響するのは「モノを手放すことが得意か苦手か」という要素
• モノを手放す「基準」を持っているかどうかで、収納の使いやすさに差が生まれやすい
• 家づくりでは、収納の量よりも「どこで」「何を」使うかに合わせた配置が重要
• 将来の暮らしの変化にも対応できる、余白のある収納計画が安心につながる


収納は、家が完成した後も少しずつ育てていくものです。
まずはご自宅の中で「使いやすい収納」と「使いにくい収納」を振り返ってみることから始めてみると、これから家づくりを進める際の判断基準が見えてくるかもしれません。完璧な収納計画を最初から目指す必要はなく、暮らしながら少しずつ整えていく、そんな気持ちで向き合っていただければと思います。

※本記事には、内容理解を助ける目的で一部AI生成画像を使用しています。


引用元・参照元


旭化成ホームズ株式会社「新生活スタートの春は片づけ・収納見直しのチャンス LONGLIFE総合研究所『収納の満足度調査』を実施 ~収納に対する満足度が高い人が持つ4つの要素とは~」(2025年3月10日公表)

https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20250310/index/

※本記事でご紹介した調査結果は、2024年12月に実施され、2025年3月に公表されたものです。収納やくらしに関する意識は年々変化する可能性があるため、最新の傾向については各種公表情報もあわせてご確認いただくことをおすすめします。



よくある質問<FAQ>


Q1. 収納は多ければ多いほど良いのでしょうか?


A. 収納の量が多いこと自体は安心材料になりますが、それだけで満足度が上がるとは限らないようです。大切なのは、モノを手放す基準を持つことと、使う場所に合わせた配置です。まずは「今あるモノとの付き合い方」を見直すところから始めてみてください。

Q2. モノを手放す基準は、どうやって決めればいいですか?


A. ご家庭によって合う基準は異なりますが、「使っているか使っていないか」という使用頻度を目安にする方法は判断しやすいとされています。「1年使わなかったら見直す」など、ご家族で共有しやすいルールを一つ決めてみるところから、始めてみてはいかがでしょうか。

Q3. 収納の配置は、間取りのどの段階で考えればいいですか?


A. 間取りが固まってから収納を後付けで考えるよりも、家事動線や生活動線を検討する初期段階から一緒に考えていくほうが、使いやすい配置になりやすい傾向があります。woodplus では、間取りのご相談の中で収納の配置についても一緒に整理していますので、迷われた際はぜひお声がけください。

Q4. 子どもがいる家庭で、収納の工夫はありますか?


A. お子さまと一緒にモノの取捨選択をしたり、片づけやすい高さや配置を意識したりすることは、収納習慣を育てるうえで役立つとされています。ご家庭の状況に合わせて、無理のない範囲で取り入れていただければ十分です。

Q5. 将来的に家族構成が変わっても対応できる収納はありますか?


A. 可動棚や間仕切りの工夫など、暮らしの変化に合わせて使い方を調整できる収納は、長い目で見て安心につながります。ライフステージに合わせて間取りが育てられるプランについても、個別にご提案しておりますので、気になる場合はぜひご相談ください。


woodplus の施工エリアについて


woodplusでは、高槻市を中心に、島本町、茨木市、枚方市、摂津市、守口市、寝屋川市、吹田市、箕面市、豊中市、交野市などのエリアで、家づくりのご相談を承っています。事務所から車で1時間圏内を主な商圏としております。施工可能エリアの詳細は、お気軽にお問い合わせください。


ご相談・お問い合わせについて


収納の悩みは、間取りが固まってから相談するよりも、家づくりの早い段階で「どんな暮らしをしたいか」から一緒に整理していくほうが、後悔の少ない計画につながりやすいです。今、収納やお片づけについて漠然とした不安をお持ちでしたら、家づくり勉強会や個別相談の場で、暮らし方に合わせた収納の考え方についてお話しすることもできます。
まずは情報収集からで大丈夫です。気になる点があれば、どうぞお気軽にお声がけください。