【住宅価格が高騰?】ナフサショックで揺れる住宅価格、今建てるべきか待つべきか?
2026.05.04
こんにちは。
woodplusの武下良太です。
最近、お客様との打ち合わせの中で「ニュースで見たナフサショックって、家づくりにも影響しますか」というご質問を立て続けにいただいています。
建築資材の価格は、世界情勢や原油相場と密接につながっており、私たち住宅会社にとっても見過ごせないテーマです。
今回は、その実態と「いつ建てるのが妥当なのか」という素朴な疑問について、現場の感覚と最新データを交えて整理していきます。

この記事でわかること
• ナフサショックが住宅価格に与える具体的な影響
• オイルショック・ウッドショックとの違いと共通点
• 2026年に「待つこと」で生じうる3つのリスク
• 金利・補助金・建築費を一体で見る判断のヒント
• woodplusが原価高騰下で進めている設計・調達の工夫
ナフサショックの正体と、住宅価格「最大30%上昇」リスクの真相
ナフサとは、原油から精製される石油化学製品の原料です。
プラスチック、塩ビ管、断熱材、シーリング材、外壁材、サッシ部品、床材の接着剤に至るまで、家づくりで使う部材の多くに関わっています。
このナフサ価格が世界的に上昇すると、建材費全体がじわじわと押し上げられます。

2026年に入り、中東情勢の緊迫を背景にナフサ価格は再び高値圏で推移しています。
報道によれば建材メーカーの約4割が在庫に影響を受け、塗料の希釈に使うシンナーの不足から一部地域で住宅工事が遅延する事例も出てきました。
旭化成ホームズが戸建住宅の値上げを発表するなど、住宅業界全体に波及しています。
一部メディアでは「住宅価格30%上昇の可能性」も指摘されており、高槻市・茨木市・枚方市で家づくりを検討するご家族にとっても、決して遠い話ではありません。
ナフサショックが厄介なのは、影響が一度に表面化せず、半年から一年ほど遅れて見積もりに反映される点です。
今日の打ち合わせ金額が、契約から着工までの間にじわりと変わる可能性があるという意味で、これまでの価格高騰よりも読みづらい局面に入っていると感じています。
オイルショック・ウッドショックの教訓 ― 価格は本当に元へ戻るのか
価格高騰は今に始まったことではありません
1970年代のオイルショック、2020年からのコロナショック、2021年のウッドショック。
どの局面でも「少し待てば落ち着く」と判断された方が多くいらっしゃいました。
実際の動きはこうでした。

| 時期 | 主な要因 | 住宅価格・建材の動き | 現在への影響 |
|---|---|---|---|
|
オイルショック
1970年代 |
原油価格の急騰 | 建材・人件費が上昇し、その後も高止まり | エネルギー価格が住宅コストに直結することが明確に。省エネ基準強化の契機となる。 |
|
コロナショック
2020年〜 |
物流停滞・需要急増 | 海外建材・設備機器が値上げ、納期遅延が長期化 | 輸入依存リスクが顕在化。国内調達・在庫管理の見直しが進む。 |
|
ウッドショック
2021年 |
輸入木材の供給不足 | 木材価格が一時2〜3倍。以降も完全には戻らず | 構造材の価格水準が恒常的に上昇。国産材活用や代替工法の検討が加速。 |
|
ナフサ関連の高騰
近年 |
原油・為替・地政学リスク | 樹脂・断熱材・設備機器が継続的に上昇 | 断熱・省エネ性能に関わる部材がとくに高騰。ZEH対応コストがさらに増大する懸念。 |
共通しているのは、「一度上がった価格は、なかなか元の水準まで戻らない」ということです。
住宅という大きな買い物だからこそ、この事実は知っておいていただきたいと考えています。
価格が落ち着くまで様子を見たご家族の中には、結果的に当初の予算を上方修正せざるを得なくなったケースも少なくありません。
2026年「待つリスク」を3つの視点で検証 ― 補助金・金利・建築費
打ち合わせの場でよくお聞きするのが、「もう少し落ち着いてから建てたい」というお声です。
気持ちはよく分かります。
一方で、2026年時点では「待つこと」自体にもリスクが生じています。

▶ リスク1:建築費は下がる保証がない
資材費・人件費・物流費は、長期的に見れば上昇傾向が続いています。
さらに2025年4月の改正建築物省エネ法施行により、原則すべての新築住宅で省エネ基準への適合が義務化されました。
最低水準が引き上がったことも、住宅価格の下げ止まりに影響しています。
職人の人手不足も慢性的な課題で、人件費が一気に下がる材料は見当たりません。

▶ リスク2:住宅ローン金利の上昇基調
フラット35の金利は2026年4月時点では、年2.49%(21〜35年・融資9割以下)となり、前月から引き上げが続いています。
一部金融機関は2025年12月の政策金利引上げを受け、2026年4月に基準金利を改定しました。
借入4,000万円・35年返済で金利が0.5%変動すると、総返済額で約400万円規模の差が生じる計算です。建物価格が仮に同額でも、月々の返済額は確実に重くなります。

▶ リスク3:補助金は「使えるうちに活かす」発想へ
2026年度も国の支援制度は継続されています。
「みらいエコ住宅2026事業」では、
・GX志向型住宅で110万円
・長期優良住宅で75万円
・ZEH水準住宅で35万円
の補助が用意されています。
さらに住宅ローン減税では、
子育て世帯等(19歳未満の子がいる、または夫婦のいずれかが40歳未満)への借入限度額の上乗せが継続中で、
・ZEH水準で4,500万円
・長期優良住宅で5,000万円
の枠を活用できます。
制度は予算上限や申請開始時期によって受付状況が変わるため、計画段階から情報をつかんでおくことが、しっかり活かすポイントになります。
価格高騰時代に備えるwoodplusの設計・調達・検査体制
価格が上がりやすい時代だからこそ、住宅会社の取り組みが結果を左右します。
woodplusでは、品質を落とさずに価格上昇の影響を和らげるための工夫を重ねています。

▶ 標準仕様の見直しと選び抜き
woodplusでは、コスト・メンテナンス性・デザイン性・耐久性を総合的に評価し、長く使える素材だけを標準採用しています。
・耐震等級3
・UA値0.46以下
・C値0.5以下
といった性能はすべて標準仕様です。
私たちは性能を犠牲にせず、無駄を削ぐ取り組みを続けています。
標準で「毎日ラクに使えて、長く持つ」基準を満たしているため、オプションは本当にこだわりたい部分だけに集中させることができます。
▶ 間取りと資材調達の最適化
シンプルで構造的に無理のない間取りは、建築費を抑える大きな要素です。
回遊動線や時短動線を活かして延床面積を必要最小限に整えるだけで、坪単価以上の効果が生まれることもあります。
資材の調達についても、信頼できるメーカー・協力業者と長期的な関係を築くことで、価格変動の波をなだらかにする努力を続けています。
▶ 第三者検査で「やり直し」を防ぐ
(株)家守りによる第三者検査を全棟で導入し、自社基準6回・最大10回の検査を実施しています。
施工ミスや手戻りを未然に防ぐことが、結果的にお客様の負担軽減につながります。
検査結果は写真付きの報告書として長期保管され、引き渡し後の点検やメンテナンスの場面でも活用できる仕組みです。

【結論】2026年の家づくりタイミング判断、3つの軸
家づくりの妥当な時期は「価格が下がるのを待つ」ことではなく、建築費・金利・補助金の動きを総合的に見て決めることです。
待つことが必ずしも得につながらない局面が続いているため、早めの情報収集が安心への近道になります。
• 建材価格は一度上がると戻りにくいため、待っても下がる保証がない
• フラット35金利が年2.49%(2026年4月)と上昇基調にあり、総返済額に大きく影響する
• みらいエコ住宅2026事業で補助額が減額傾向のため、活用できる時期を逃さないことが有利になる
woodplusでは、価格の波に振り回されず、ご家族にとって妥当なタイミングを一緒に見つけていきたいと考えています。
高槻市・北摂エリアで家づくりを進める方へ ― 地域密着の判断軸
woodplusでは、家づくり勉強会・資金セミナー・個別相談を随時ご用意しています。
注文住宅の総予算の組み立て方、住宅ローンの選び方、2026年度の補助金活用まで、ひとつずつ整理していきます。
資金計画では、本体工事費だけでなく付帯工事・諸費用・外構・家具家電・予備費まで含めた全体像をお見せした上で、月々の返済と将来の支出を一緒に考えていきます。

woodplusの施工エリアについて
woodplusでは、施工エリアを
高槻市・島本町・茨木市・枚方市・摂津市・守口市・寝屋川市・吹田市・箕面市・豊中市・交野市
に絞っているのには理由があります。
それは、何かあった時にすぐ駆けつけられる距離感を大切にしたいからです。
そして、建てて終わりではなく、地域に根ざした一生のパートナーでありたいからです。
アフターメンテナンスや定期点検も、長くお付き合いさせていただく前提で体制を整えています。
価格高騰の局面でも、ご家族の理想の住まいは諦める必要はありません。
まずは資金セミナーや個別相談へお気軽にお越しください。
※上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください。

