【家づくりの第一歩】後悔しない家を建てるために知っておきたい3つのこと
2025.12.22
こんにちは。woodplusの武下です。
家づくりをご検討され始めたご夫婦と日々お話ししていると、「何から考え始めれば良いのか分からない」「情報が多すぎて整理できない」という声をよくお聞きします。住宅展示場やインターネット、SNSなど、家づくりに関する情報に触れる機会が増えた今だからこそ、かえって迷いが深くなってしまう方も少なくありません。
初めての家づくりで戸惑いを感じるのは、とても自然なことです。家は人生の中でも大きな選択の一つだからこそ、慎重になるのは当然だと私たちは考えています。今回は、私たちが高槻市を中心に多くの注文住宅に携わってきた経験をもとに、家づくりの初期段階で知っておいていただきたい大切なポイントを、順を追って分かりやすくお伝えします。
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家づくりは全体像を知ることから始まります

家づくりでは、土地探し、資金計画、間取り、住宅性能、将来の暮らし方など、検討すべきテーマが同時にいくつも出てきます。
それぞれが重要な要素である一方、全体の流れを知らないまま個別の情報だけを集めてしまうと、「今、何を決める段階なのか」が分からなくなり、判断に迷ってしまうことがあります。
私たちが打ち合わせで大切にしているのは、最初に全体像を共有することです。どんな順番で家づくりが進み、どの段階でどんな判断が必要になるのかを把握しておくことで、不安は自然と小さくなります。
全体の地図を持ったうえで一つずつ進めていくことで、途中で立ち止まったときも、落ち着いて選択できるようになります。
【知っておきたいこと①】 資金計画は最初に整理する

■総額で考えることが大切です
注文住宅では、どうしても建物本体の金額に意識が向きがちです。しかし、実際の家づくりではそれ以外にもさまざまな費用が発生します。
付帯工事費、各種申請費用やローン関連費用などの諸費用、外構工事、家具家電まで含めた総額で考えることが、後悔を防ぐための大切なポイントです。
一般的に、諸費用は建築費の5〜10パーセント程度が目安とされることが多く、これを事前に把握しておくだけでも資金計画はぐっと現実的になります。
高槻市や島本町、茨木市などでは、敷地条件や周辺環境によって、造成工事やインフラ工事が必要になるケースもあります。早い段階で総額の見通しを共有することで、途中で想定外の出費に戸惑うリスクを減らすことができます。
■住み始めてからの費用も見据える
資金計画では、住宅ローンの返済額だけでなく、住み始めてからかかる費用も含めて考えることが大切です。
光熱費や将来的なメンテナンス費用は、住まいの性能や仕様によって大きく変わります。初期費用だけで判断せず、長い目で見た暮らしの安定感を考えることが重要です。
woodplusでは、断熱性能UA値0.46以下、気密性能C値0.5以下を標準としています。これは国が定めるZEH水準の断熱基準(UA値0.6)を上回る性能で、冷暖房効率を高め、日々の光熱費を抑えやすいレベルです。
数値として性能を確認できることで、住み始めてからの暮らしをより具体的にイメージしやすくなります。
【知っておきたいこと②】 性能と安心は数字で確認する

■耐震性能と断熱・気密性能は暮らしの土台です
間取りやデザインは完成後の姿が想像しやすい一方で、構造や性能は完成してからでは見えにくい部分です。だからこそ、計画段階でしっかり確認しておくことが大切になります。
woodplusでは、全棟で耐震等級3を標準採用し、許容応力度計算による構造計算を行っています。さらに、第三者機関による品質検査を取り入れ、見えない部分まで確認する体制を整えています。
2025年4月からは建築基準法の改正により、一定規模以上の木造住宅で構造計算が義務化されました。私たちは法改正以前から全棟で構造計算を実施しており、制度の変化に左右されることなく、安全性を大切にしてきました。
■数値を知ることで判断しやすくなる
断熱や気密といった性能は、言葉だけでは分かりにくいものですが、数値で確認することで判断がしやすくなります。
高断熱・高気密の住まいは、室温のムラが少なく、冬場の急激な温度差を抑えやすい特長があります。これにより、ヒートショックのリスク軽減につながるほか、結露を抑えることでカビやダニの発生を防ぎ、室内環境を清潔に保ちやすくなります。
こうした性能は、日々の快適さだけでなく、ご家族の健康を考える上でも大切な要素です。
【知っておきたいこと③】 暮らし方から間取りを考える

■今と将来の両方を見る
家づくりでは、現在の暮らしやすさに目が向きがちですが、将来の変化も視野に入れておくことが重要です。
お子さまの成長や家族構成の変化、働き方の変化など、暮らしは少しずつ変わっていきます。設計段階で可変性や柔軟性を持たせておくことで、住まいを長く快適に使い続けやすくなります。
■自然素材と使いやすさのバランス
無垢床や紙クロス、珪藻土などの自然素材は、空間に落ち着いた印象をもたらします。
無垢床は傷がついても部分的な補修がしやすく、珪藻土の壁もクロスに比べて補修がしやすい特長があります。使い込むほどに表情が変わり、年月とともに住まいに馴染んでいく点も、自然素材ならではの魅力です。
woodplusでは、見た目の美しさだけでなく、日々のお手入れや将来の直しやすさまで考えた素材選びを行っています。
家づくりの第一歩は相談から

初めての家づくりでは、分からないことや判断に迷う場面があって当然です。大切なのは、疑問をそのままにせず、一つずつ整理しながら進めることです。
<woodplusの施工エリア>
woodplusは、高槻市を中心に、島本町、茨木市、枚方市、摂津市、守口市、寝屋川市、吹田市、箕面市、豊中市、交野市を主な施工エリアとしております。
すぐにお伺いできる範囲にエリアを絞ることで、暮らしの中で何かあった時も迅速に対応できるようにしています。建てて終わりではなく、住まいの成長を見守れるような、地域に根ざしたパートナーでありたいと考えています。
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