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【余震が家を壊す?】
大地震のあとも家が傷み続けるという事実、あなたは知っていますか?

「【余震が家を壊す?】大地震のあとも家が傷み続けるという事実、あなたは知っていますか?」というテキストが配置された、塗り壁とウッドデッキが特徴的な平屋住宅の外観。

こんにちは。
高槻市を中心に注文住宅やリノベーションを手掛ける工務店、woodplus代表の武下です。

「震度3の揺れがあったとき、もし家がそのたびに少しずつダメージを受けていたとしたら……」

先日の構造見学会でそんな話をしたところ、ご夫婦がはっとした表情をされました。大きな地震だけが家を傷めるわけではないのです。

この記事では、woodplusが2026年3月以降のご契約から全棟標準採用を始めた制震ダンパー「evoltz」について、その仕組みや採用の背景を整理してお伝えします。
耐震との違いも含めて解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

建築中の木造住宅の内部で、地震の揺れを吸収して建物を守るための金属製の制震ダンパーが柱と梁の間に斜めに施工されている様子。

この記事でわかること

  • 耐震と制震の役割がどう違うのか
  • 小さな揺れから家が受けるダメージとは
  • evoltzが震度1から性能を発揮できる理由
  • woodplusが制震を+αと考える背景
  • 高槻市周辺で家を建てるときの地震対策

制震を語る前に知っておきたい「耐震等級3」という絶対条件

建築中の木造住宅の内部。壁や天井に吹き付け断熱材が施工され、その上から緑色の気密シートが丁寧に張られた、高気密・高断熱の家づくりを支える施工風景。

耐震という土台があってこそ、制震は意味をなす

woodplusでは、全棟で耐震等級3を標準採用しています。
許容応力度計算という精緻な構造計算を用いた基準で、消防署や警察署といった防災拠点と同等レベルの耐震性能です。

woodplusがevoltzを採用した理由は「耐震が弱いから補う」という発想ではありません。
あくまでも「耐震をしっかり確保したうえで、さらに何ができるか」という+αの位置づけです。

この順番は非常に重要です。構造がしっかりしていない建物に制震ダンパーを組み込んでも、効果は限定的になります。
強固な耐震構造があってこそ、制震の性能が最大限に発揮されます。

大地震を生き延びた家が、余震で傷む。その理由を知っていますか

繰り返す地震が、構造体を静かに消耗させる

2016年の熊本地震では、最初の揺れで持ちこたえた家屋の多くが、翌日の本震や続く余震によって損傷・倒壊しました。
これが「複数回の揺れ」の怖さです。

木造住宅の構造は、揺れを受けるたびに少しずつ体力を消耗します。
鉄がたわみを繰り返すと疲労するのと同様に、木材や接合部も重なる外力によってダメージを蓄積していきます。
耐震等級3は「大地震でも倒壊しない」ことを目的とした基準ですが、連続する揺れへの対応まで含めて考えると、もう一段の備えが意味を持ちます。

経年劣化や地震の揺れなどにより、住宅の外壁(モルタル)に多数の深刻なひび割れ(クラック)が発生している様子。

揺れを「受け流す」という発想

制震の仕組みはシンプルです。
「揺れを建物が正面から受け止めるのではなく、ダンパーがエネルギーを吸収することで、構造体へのダメージを抑える」というものです。
揺れに耐えるのではなく、エネルギーをダンパーが代わりに引き受けるイメージです。

「耐震」「制震」「免震」の構造の違いを比較した図解。建物の強度を上げる耐震、揺れを受け流す制震、揺れを伝えない免震のメカニズムがイラストで分かりやすく解説されています。

震度1から動き始める、ドイツ製オイルダンパーのすごい仕組み

「ごく小さな揺れから」が、evoltzの最大の特長

evoltzの大きな特長のひとつが、「わずか震度1程度の揺れから性能を発揮する」という点です。
「大きな地震のときだけ動く」のではなく、地震の揺れ始めの瞬間からエネルギーを吸収し始めます。

これを可能にしているのが、日本・アメリカ・ドイツの3カ国で国際特許を取得した「極バイリニア特性」という技術です。
制震装置がエネルギーを吸収する力(減衰力)を、建物の構造を傷つけない範囲で最大限に引き出す設計思想です。小さな揺れには素早く反応し、揺れが大きくなるほど制震力が増す。

この二段階の力特性により、震度1程度の揺れから大地震まで、幅広くエネルギーを受け止め続けます。

住宅の地震対策に用いられる、自動車のショックアブソーバーでも有名なビルシュタイン(BILSTEIN)社製の制震用オイルダンパー。

世界水準の製造品質が「安心」を裏付ける

evoltzは、世界有数の自動車メーカーがトップモデルに採用するドイツの「BILSTEIN(ビルシュタイン)社」が製造しています。

自動車用ショックアブソーバーの技術を木造住宅用に転用した製品であり、車のサスペンションと同じ原理で「揺れの速さに応じた制御」を行います。
速い揺れ(=大きな地震)ほど、強い抵抗力を発揮し、日常的なゆっくりした動きには過剰反応しない。この精巧な設計が、evoltzの信頼性を支えています。

evoltzは100万回の作動耐久試験をクリアし、−20℃から80℃という過酷な環境下でも性能を維持します。
壁の中に組み込まれたあとはメンテナンスフリーで、設計耐用年数は60年。
一度設置すれば、住まいとともに長く機能し続けます。

大規模な試験施設にて、油圧ジャッキを用いて実物大の木造耐力壁に横からの強い力を加え、耐震性能を検証している動的加力試験の様子。

数字で見るevoltzの実力

比較項目耐震(等級3)制震(evoltz)
主な役割大地震でも倒壊しない揺れのエネルギーを吸収・軽減
効果発揮のタイミング大きな外力がかかったとき震度1程度から作動開始
繰り返しの揺れへの対応蓄積ダメージのリスクあり継続吸収でダメージを抑制
揺れの軽減効果構造体で受け止める(軽減機能なし)公式データで最大50%軽減
メンテナンス定期検査が必要フリー・設計耐用年数60年
位置づけ家づくりの必須条件耐震の上に加える+α
大型振動台の上に組まれた実物大の木造構造モデルの屋根部分に重りを載せ、実際の地震の揺れを再現して耐震性能を確認する実大振動実験の様子。

令和6年能登半島地震での実証

2024年1月の令和6年能登半島地震では、evoltzを導入した石川・富山エリアの573棟すべてが「倒壊・全壊・半壊ゼロ」を達成しています。(被災度区分判定に基づく)
実際の巨大地震の現場で制震の効果が確認された、重みのある数字です。

大地震の激しい揺れによって建物が倒壊し、瓦屋根や木材などの建材が道路にまで散乱している、木造住宅の甚大な被害状況。

なぜwoodplusは制震を「オプション」にしなかったのか

woodplusにご相談いただく方の中で、最近「制震ダンパーは入れた方がいいですか?」という質問が増えてきました。
能登半島地震をはじめ大きな地震の映像がメディアで繰り返し流れるなか、「大地震に耐えたとして、そのあとも安心して住み続けられるのか」という視点を持つ方が増えてきた印象があります。

そうした声にお応えする形で、woodplusでは2026年4月以降にご契約いただいたお客様から、evoltzを全棟標準仕様として組み込みました。
「選べるオプション」ではなく、初めから備わっている仕様として、すべてのお客様にお届けしています。

断熱性能や気密性能と同じように、地震対策も暮らしの土台として設計に組み込む。
それがwoodplusの考える家づくりです。

高槻市・茨木市・吹田市——この地域で建てるからこそ必要な一枚

大阪府北部は、2018年の大阪北部地震(最大震度6弱)を経験した地域です。
高槻市を中心に、茨木市、吹田市、枚方市など、woodplusの施工エリアは活断層の影響を受けやすい地域でもあります。
耐震等級3という土台に加え、震度1から作動するevoltzを標準で備えることが、この地域でご家族を守る家づくりに直結すると考えています。

制震は「なくても家は建つ」ものです。ただ、「あることで守られる暮らしの幅が変わる」ものでもあります。

切妻屋根や片流れ屋根など、様々な形状の戸建て住宅が密集して立ち並ぶ、閑静な住宅街の俯瞰風景。

【まとめ】evoltzは「震度1から働く、耐震を守るための制震ダンパー」

woodplusが全棟標準採用する制震ダンパーevoltzは、耐震等級3の構造を土台に、わずか震度1程度の揺れから作動して建物へのダメージ蓄積を抑える、ドイツBILSTEIN社製の速度感応型オイルダンパーです。
2026年4月以降のご契約から全棟標準採用しています。

  • 日・米・独の3カ国国際特許の「極バイリニア特性」により、揺れ始めからエネルギーを吸収できるため
  • 公式データで最大50%の揺れ軽減が確認されており、繰り返しの揺れによる構造体ダメージを継続的に抑制できるため
  • メンテナンスフリー・設計耐用年数60年で、住まいと長期にわたって安心を共にできるため

耐震と制震それぞれの役割を正しく理解したうえで、ご家族を守る家づくりを一緒に考えていただければ幸いです。

woodplusへのご相談・見学会のご案内

evoltzについてさらに詳しく知りたい方、「我が家の場合はどんな仕様になるの?」とお考えの方は、ぜひ一度woodplusへご相談ください。

構造見学会では、壁の中の断熱材やevoltzの取り付け位置など、完成後には見えなくなる部分をリアルに確認していただけます。
図面や数値だけでは伝わらない「現場の確かさ」を、ぜひ直接体感してください。

個別相談・完成見学会・家づくり勉強会など、ご参加いただける機会を随時ご用意しています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

woodplusの施工エリアについて

woodplusは、「高槻市を中心に、島本町・茨木市・枚方市・摂津市・守口市・寝屋川市・吹田市・箕面市・豊中市・交野市」を主な施工エリアとしています。

このエリアに限定しているのは、「何かあったときにすぐ駆けつけられる距離感を大切にしたい」という考えからです。お引き渡し後も、地域に根ざしたパートナーとして長く関わり続けること。建てた家とご家族のこれからに、ずっと責任を持ち続けることが、woodplusの家づくりの基本姿勢です。

上記エリア以外をご検討中の方は、弊社担当までお気軽にご確認ください。

参考:制震ダンパーevoltz公式サイト https://www.evoltz.com/
※本記事内で使用している写真の一部は、株式会社evoltz様よりご提供いただいております。

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家づくりにとって必要な資金計画や土地探し、その他些細なご相談も承ります。

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